Piano + Guitar



今日の(土曜)ギグはものすごく勉強になりました。Piano + GuitarにVocalが加わるジャズの編成でHiroko's Placeでの演奏です。もちろんPiano + Guitarだけの曲も何曲か演奏。この楽器編成は本当にバランスをとるのが難しい。今の僕のレベルでは安心できるはずもなくハッキリ言って全曲挑戦という感じでした。

JazzにおいてPianoとGuitarは和音楽器で伴奏を受け持つ役目であり、しかも楽器の構成上和音のVoicingがまったく異なり、同じバンドでこの二つを共存させるのは非常に難しい。水と油みたいな感じになってしまったら最悪だし。両者が共存しようとする最大限の努力と理解を怠らず、しかも良い演奏をそれぞれが試みるということだ。とくにDuoは大変。この二つの楽器にとっては、最も難しい編成だと思う。

Pianoというのはもともと完結した楽器であるしテクニックや楽器の構造上、ほとんど問題はおこらない。Guitarはつくり出せる和音も限定されるし、技術上弾けるというものが確定しづらい。いうなればDuoにおいて、Pianoは引き算でGuitarは足し算である。その中で最適のバランスを探し出す。そして二つ合わせて、それ以上の音楽を作っていかなければならない。

Guitarにとってかなり大変だったんだけど、Pianoはそれに合わせてすべてを聴いてバランスを取るという作業が必要で、もっと大変なんだろうなと思う。というよりGuitarを聴いて合わせられるようなPianistはものすごくレベルが高いってことかな。

今回さらにその上に歌が入った。。。もっと難しいじゃん。まあ、何が僕に必要かはよ〜く見えた。音源を聴き直すともっとよく分かった。それも全て今回のすばらしいピアニストさんたちのおかげ♪

Michel Wilnerというすばらしいピアノの方が今回の相方。最近どんどん有名になって来ているニューヨーク期待の星です。共演は初めてでしたが、ものすごく楽しめました。

そして全く予想もしていなかったのですが、Yumiさんが呼んだゲストピアニストがWatanabe Mamikoさん。最近ニューヨークで活動を始められたそうです。ボストンでは雲の上の人だ〜って思ってた人と、一緒に演奏できてよかったです。

すばらしいピアノの方々のおかげで、いろいろ勉強になったし新たな問題点が浮かび上がって来て・・・・がんばります。

投稿日時: 日 - 2 月 22, 2004 at 03:14 午後