fly highなんとなく生きています。.macで作っているこのサイトですが、先月のリニューアルから重くなっている模様。容量増えても重くなったらね〜めんどくさいしマイドメイン取るほどのことでもないのでサーバを変えたりはしませんが。
めっきり涼しくなってきましたね。ありがたい事です。 最近ふと思い立ってBEN MONDERがスタンダードを演奏しているのを採譜したりしてました。本人のアルバムではほとんどスタンダードはやってないけど、いろんな人の作品に参加していてそこで演奏しているのと、ニューヨークで見たときに録音してきた音源から採譜してみました。 ほとんど僕のフェイバリットギターリストなんですが、彼のスタンダードでのソロを研究してみようかと思ったのは初めてです。オリジナル作品は結構コピーしてみたりしてるんですけどね。 採譜、分析の結果ですが、なんか見てはいけないものを見てしまった気がします。ショックで一週間ほど落ち込んでいます。なんていうか違う次元のものに触れていて・・ ぱっと聴いた感じは同世代の若手コンテンポラリージャズギターって感じなんですけどね。でも採譜して彼が何を考えながら音を選んで弾いているか考えると・・言葉では言い表せないんですが。 もしこの日記を読んでいる方がジャズミュージシャンなら、JIM HALLの世代、JOHN ABERCLOMNIE, MICK GOODRICK, JOHN SCOFIELD, PAT METHENY、の世代、ADAM ROGERS, STEVE CARDENAS, WOLFGANG MUTHSPIEL, の世代と順々にスタンダードでのソロを採譜していくと、この手のコンテンポラリースタイルのギターリストの時代の変遷が分かりやすいと思います。 この流れからKURT ROSENWINKELが外れてるなっていう気はしてたんですが、BEN MONDERの考えている事はもっと外れていたような気がするんです。周りのミュージシャンとはまったく関わりのないところでの挑戦というか、彼のJAZZやスタンダードというものに対しての考え方がおもしろい。 ジャズにかかわらず即興演奏に関わるものとしてはもちろんでてくる音は大事だけれども、なんの音を選んでどんな音を出すかというプロセスの哲学というか信念が大事だと思う。だから今回のようにあるミュージシャンの決意や生き方が音符の奥の奥から見えてきたときには、すごい尊敬します。 彼のプロセスは、いまのところ僕が見たり聴いたりしてきたミュージシャンでは初めての体験だったので、是非採譜してみてください。 投稿日時: 日 - 10 月 2, 2005 at 07:26 午前 |