Departure.



昨日夜は猛吹雪の中、お出かけ。(へっへっへ。今日はボストンでも吹雪らしい。ざまーみろ。)
Kurt Rosenwinkelがヨーロッパに移住するので、その送別パーティーをかねたライブが55Bar で行われた。ある雑誌のインタビューによると、Kurtほどのギターリストでもニューヨークで食べて行くのが大変らしい。あと彼のその特殊なオリジナリティーやスタイルが認められにくいというのも移住の理由という。ライブの後、家に泊まりに来たS.MAN(バークリーの先輩)といろいろと話したが、Kurtは

・レッスンをしない。プライベートレッスンや大学で教えるといったことをしていない。
・サイドマンとしての活動が極端に少ない。
・その特殊なスタイル故、共演者も実は結構限られる。同期のニューヨークで活躍するギターリストと比べても、いつも一緒にやっているメンバーが微妙に異なる。

などなどの理由で結構苦労しているのではないか、という推論となった。これからの時代を担う最重要ギターリストであるにもかかわらず、日本での知名度も低いしね。
だから僕は彼のことを応援したいし、彼のような音楽家が成功することで、新しい一歩を踏み出そうとしている若いミュージシャンが勇気づけられることは大いにあると思う。
もちろん今日の演奏はすばらしいものでした。彼らしいオリジナリティ溢れる前向きな演奏だった。2セットやって入れ換え制になるほどの人、人。こんなに詰まっている55Barは見たことがない。
新しい地で、がんばって下さい。See you.

投稿日時: 日 - 12 月 7, 2003 at 09:27 午前